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“RLS症候群”とうつ病についての一考察
前書き
ここに述べさせて頂いている内容の多くの部分は疾病の原因に対しての私の予想と言えるものです。
交感神経への超音波での治療がどのような作用、原理で働くものであるかは解っておりません。しかしその治療効果は交感神経ブロック療法と同じものになります。
交感神経幹の節と呼ばれる部分に適量の超音波を照射すると健常者では何の変化も現われませんがRLSやうつ病、自律神経失調症などの方々には非常に強い反応を引き起こす場合があります。これは節において自律神経の中枢である視床下部や脊髄からの信号が滞り、末梢の効果器に伝達できずにいたものが、超音波を照射される事でその機能が急回復する為であると現在考えております。
節において神経伝達物質でも不活性になっているのか、また超音波の照射でそれが何故に急回復するのか、前述のように理由はまだ解っておりません。
しかしこの治療を繰り返して行きますとRLS症候群やうつ病などの症状が著しく回復し正常な状態に近づく事が今までの治療結果から確認されております。
但し、この交感神経節の機能不全がRLS症候群やうつ病、自律神経失調症などの全ての原因であると言っている訳では決してありません。これらの病気には一部共通した原因が存在すると言う意味です。少なくとも交感神経節の機能障害と云う共通する原因があると言う事は間違いないと申し上げているのです。どうか誤解されないようお願いしたいと思います。
本文
冒頭の挨拶で奇妙な結論としてRLS症候群とうつ病(自律神経失調症等)が同類の病であるとの紹介をしました。部位が異なるだけで同じ原因で発症し、同じ治療でこの二つの病気が急回復するという意味です。
この様な考えは現状で受け容れて貰えるには無理な内容であると存じていますが、しかし治療とその結果は有無を言わせぬ結論を突き付けて参ります。
この事実に気が付いたのはRLS症候群の原因とその治療法を考えていた時のことです。
RLSの主要な原因は自律神経の中の交感神経節と呼ばれる部分の機能不全(信号の伝達不良)によっておきる局所的な血流障害によるものではないかと疑い出してから、もしこの考えが正しいとしたら上位に位置する交感神経節においても同じような事態が起きているに違いないと感じて頚部の交感神経節を治験対象として治療してみる事にしました。
腰、仙骨部の交感神経節の超音波による治療で、もしその人に治療法が適合していれば下腿、臀部、下腹部のRLSの症状は急回復いたします。明らかに血流が回復し脚に血色が戻り不快な症状は消退します。
頸部の交感神経節においても同じ事態が生じていれば、頭部、頸部、胸部に至る領域は血行不良に陥り、下腿に生じる場合より頭部を含むだけに遥かに複雑な症状を呈する筈です。
脳や内分泌器官が虚血になれば脳機能の局在性と相俟って全身に及ぼす影響の大きさは下腿とは比較にならない多彩な症状が現れると考えました。
私は“うつ病”、“パニック障害”、“引きこもり”、“適応障害”“自律神経失調症”など、一般的には神経症として扱われているこれらの病態の原因は、慎重な言い回しをすれば、少なくともその病因の一つは脳細胞への血流が障害される為であると断定しております。
この血流障害を原因とする酸素不足、栄養不足が脳細胞に強く作用し、それが体全体に多様な症状を与えていると考えます。これは私自身における“うつ病”の経験と、これらの病気の治療結果とを照らし合わせて導いたものです。
当初、如何にWebサイト上のHPに書く内容とはいえ、こんな事書いていいものかと逡巡致しました。
しかしどの様な批判があろうと事実は事実であり、誰が治療に当たろうとも同じ結果が出る筈です。
これに付いては、もっと多くの症例を集めてから報告すべき事であるのは間違いないのですが、それでは今の私にはあまりにも時間が掛かりすぎるのです。
幸いにも「その内、お前の所へ行くかも知れないのだから急いだがいいよ」と言う“お迎え”の慰めの言葉にも励まされて? ともかくも取り敢えずは書いて置こうと言うことになりました。
うつ病とRLS症候群が同種の病であるとする主張にはまだ耳を傾けて貰えないかもしれません。うつ病は心の風邪。RLSは原因不明の難病などとされている現状では、にわかに納得して頂ける方は少ないであろうと思います。
しかしこの二つの病は交感神経節を治療して交感神経の緊張を取り除くと言う事でその多くが回復に向かいます。全ての原因ではなくとも一つの原因である事には間違いありません。
うつ病や自律神経失調症とされている方々に治療として頸部交感神経節に適量の超音波を照射すると強く体が反応して急激に症状の改善が見受けられる場合が多々あります。
明らかに脳の血流が改善し症状は明るくなり気力が面に出てきます。
糖尿病、バージャー病、閉塞性動脈硬化症、など血流を障害する病気は他にもありますが、しかしかなり高い割合で交感神経節の過度の緊張が血液の流れを強く障害している事は事実です。
私のような立場ではこの交感神経による血流障害について長期間に亘って患者さんの症状を観察する事は叶いません。
例え数の上で十分な患者さんを診る事が出来たとしても、2~3回の治療で来院されなくなると、治療と治療結果の関係が判らなくなるのです。従ってたまたま長期間の治療が出来た僅かの方々の治療結果から判断するという事になりましたが結論として大きくは間違ってはいないと思いますので、ここではこのままに書いておくことにしました。
要約すれば、脳の虚血によって“うつ病”“パニック障害”“自律神経失調症”“適応障害”“引きこもり”などの神経症状を発症するが、その虚血を生む原因の一つとして頸部の交感神経節の過度の緊張が考えられると言う事になります。
腰、仙骨部の交感神経節の興奮が脚部に虚血を生じ、頸部の交感神経節の興奮が脳の虚血を生じさせ、脚部においては“RLS症候群”を、頸部においては“うつ病”“自律神経失調症“等を発症するという内容です。血流の状態がより酷くなれば脳細胞に変性を来たし所謂、認知症や記憶障害、難聴や言語障害、場合によっては発狂するような事態も有ると思います。パーキンソン病などもこの一つに当たると考えます。
顔を見合わせるような呆れた内容と映るかも知れませんが、治療結果はこの二つの病気“RLS症候群”“うつ病等”が同じものであることを物語っております。
また慢性関節リウマチ、強皮症、シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデスなど所謂、膠原病と言われる病は、自己免疫疾患による原因不明の難病として知られていますが、これらの病も自律神経の状態と無関係には語れないように感じています。
(なお、これより先の記事の内容は気の狂れた糖尿の妄想患者の見た夢で御座いますので軽く受け流してください)
もし私見を申し上げる事を赦して頂けるのであれば、これらの病は交感神経の過度の緊張だけに留まらず、脳の局部的な虚血とそれによる視床下部の機能低下、同様に下垂体、卵巣、副腎、すい臓、甲状腺、などの内分泌器官の虚血による機能障害が合併して複合的に免疫細胞の生息環境を著しく悪化せしめ、そのため免疫細胞が周りの組織に攻撃を始めたのではないかと推測します。
この他にも繊維筋痛症や慢性疲労症候群なども同様にRLSの兄弟、もしくは親戚ではないかと思われます。これらの場合も内分泌器官の機能低下による影響が考えられます。
また、中枢感作症候群などと称される一連の疾病群などや、もっと多くの病気などとも、この自律神経の機能障害が強く関係していると推察されるのですがこれらも更に時間のかかる内容である為、到底今の私には立入る事は叶いません。
“RLS症候群”や“うつ病等”の直接的な原因の一つを交感神経の過度の緊張にあるとしましたが、それでは交感神経を強い緊張に追い込んでいるものは何であるのかと言う疑問が残ります。
大変沢山の理由が考えられますが幾つかに分けてみたいと思います。
一つは精神的なストレスと称されるものと、もう一つは体の中に交感神経を緊張させるような病巣を抱えていた場合、他に交感神経節の在る周辺を虚血状態にされた場合、交感神経節の伝達機能を障害するような有害な物質が血液中に現れた場合などです。
具体的に申し上げれば精神的なストレスとしては大切な人との死別や離別、緊張の連続する仕事、失業、破産、転職、転勤、離婚、妊娠、出産、事故や事件に巻き込まれる事、人間関係、介護、病気、更年期障害、学校や職場でのいじめ、仕事や学業の行き詰まり、環境の著しい変化、など数多くの原因が挙げられると思います。
体の中に病巣部があった場合にはそれが中枢部に近い程、交感神経が緊張状態に陥るようです。したがって脳脊髄神経が持続的に危険や痛みを感じている場合に視床下部に興奮が伝わり、全身の交感神経を緊張させてしまいます。殊に三叉神経が異常を感じた場合には多いようです。
また胃や子宮の手術などで血管、リンパ、神経を広範囲で切除された場合にも血流が変化してしまう影響だと思うのですが交感神経の緊張が発生します。
さらには血液中に神経伝達物質の機能を障害するような成分が流れた場合や血液そのものが強い貧血状態になった場合にも交感神経が興奮すると考えます。
ところで超音波をRLSやうつ病、自律神経失調症の患者さんの交感神経に照射すると症状が急回復すると言う簡単な事実がどうして今迄報告されていなかったのでしょうか?これは何とも不思議でした。もし自律神経に少しでも超音波を照射するような事をして居れば誰でも直に気が付く程度のものです。
しかし今に至るまで報告が無かったと言う事は、やはり誰もやってみなかったと言う事なのでしょうか?
お腹や頚から交感神経節を意識して超音波を照射すると言う様な事は恐らく常識からは懸け離れた対象外の治療行為であったのでしょう。
現在日本では超音波が治療上で用いられる事例は骨折の癒合位のもので他は点数も認められていません。この事が超音波の治療への普及を著しく阻害している原因の一つであると思います。保健医療の普及が逆に治療方法を制限してしまっている事例になります。つまり超音波による治療により好結果を得たとしても保健医療による請求が全く出来ないのです。これでは誰も超音波なぞ使いません。
しかし治療効果から考えれば超音波の効果は非常に大きいものがあります。殊に心療内科などで用いられれば治療効果は飛躍的に上がると思われます。もし薬の他に代替治療が見付からないのであれば超音波を保険治療に取り入れるべきであると個人的には思うのですが現在の処は星に願いを掛けているようなもののようです。
2011/10/20
後書き
有史以来の大地震と市街地を呑みこむ大津波、加えて原発の破滅的な事故により多くの国民が苦しんでいる、まさに国難といえる状態なのに、私一人がこんな所で浮世離れした記事など書いていていいものかと罪悪感に囚われます。しかしながら長年の規則正しい生活習慣(帰宅時に毎日ワンカップ2〜3本飲んでいました)が祟って糖尿が悪化し目が悪くなり、一時体を動かすのも苦痛な状態となって命の危険を感じるようにさえなってしまいました。今の処こんなことしか出来ません。ご容赦戴きたいと願います。
RLSの原因探しは、真っ暗な森の中でマッチの灯りを頼りにか細い道を探し回るような心許ないものであり自分では間違いないと感じてはいても、ひょっとして、とんでもない大きな思い違いをしているかもしれないと言う不安は今もあります。
これは確実であると思われる事柄だけを選び、推論と言う糸で繋ぎ合わせたつもりでしたが、何やら怪しげな結論を導いてしまいました。
しかしながらこれに基づいた治療では明らかな治療効果が確認されております。RLSやうつ病の症状を持つ全ての方々に有効と云う訳には参りませんが少なくとも試してみる価値はあるとお考え下さい。この治療法が適合した場合には強い治療効果を発揮いたします。
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