本年は、富岡惣一郎の作品を初期(1950年代)から晩年まで辿って展示しております。。


     

 
2011年 第1回展

 
白の世界  越後の風景 そして  春

     会期 2011年4月1日(金)〜7月11日(月)
 
     休館日 毎週水曜日
     開館時間 9時〜17時 

 
画家の描いた越後の風景、魚沼丘陵、越後平野、
八海山、信濃川 そして花火。
それぞれがトミオカの風景としてホワイトの上に描かれました。

そして、春
春爛満の桜、氷が融けだした北の海、芽吹きの始まるけやき
、梢。季節の変わるその瞬間をとらえた作品をご覧ください

→ 春爛満・桜(版画)
     

トミオカホワイト美術館 

 
画集「トミオカホワイトの世界」
 The World of Tomioka White 
  
    


     カラー図版49枚の豪華な画集です。
       是非お買い求めください。
     (税込み 2,000円) 
  
    

  

−トミオカホワイトの世界ー

 
富岡惣一郎は1922年、雪深い越後高田に生まれました。独自の画風による雪国をモチーフとした作品によりしられています。
 富岡の作品の多くは、自然を対象としています。しかし、彼が表現しようとしたのは、自然の写実的な姿ではなく、その自然の中にある本質部分であったと思われます。そして、それは白と黒を基調とした、抽象的方法によりシンプルに表現されました。…
 
 彼の創作活動の原点は、生まれ育った雪国での体験に遡ります。その原体験は、ニューヨーク画壇に触発され、帰国後日本の様々な美しさにふれながら、「雪国」シリーズの作品として次々に発表されていきました。そして晩年になると、それまでの「白と黒」の世界だけにこだわらない、新しい領域が主題や作風面で追求されました。
 富岡にとってトミオカホワイトの世界とは、「画業」を通じて自己を学び、その自己に捉われず、また自己を学ぶ、そのような世界であったように思われます。

 「画を難しく考えることはない。好きな画を見つけ、自分なりに感じとる世界を静かに楽しめばよい」と富岡は言っていました。富岡にとってのトミオカホワイトの世界があったように、その作品を鑑賞する私たちにとっても、それぞれのトミオカホワイトの世界が存在するのだと思います。
                         画集 トミオカホワイトの世界 より

  画集掲載作品

   ニューヨーク・マンハッタン(油彩)
  
Manhattan 1969 F20

  ハドソン川対岸から見た摩天楼。
  華やかな都市も、モノクロの画面の中で蜃気楼
  のようなはかなさを漂わせている。